【message、、、。】

■地震発生をTVの速報で知る。

2004年4月、私とyamada氏とは偶然プーケットで知り合いました。今思えば『不思議な縁』だったと思います。
仮に大阪のど真ん中で出会う事があったとしたならば、道ですれ違う程度だったのでは?と思います。おそらく会話まではしていない事でしょう。(笑)

最初は当然初対面と言う事もあり緊張をしておりましたが、お互いの共通キーワードでもある“potograph”がキッカケに距離が縮まるのにそう時間は掛からなかったと思います。そんな中で連絡先を教えて頂いておりましたので、帰国後も若輩者にも関わらずお付合いをさせて頂いておりました。

私もyamada氏も“プーケット&ピピ”の日本では在り得ない、大自然そのままの【paradise】に惹かれたクチです(笑) 
そんなyamada氏が『年末辺りには、もう一度ピピに行っているかも・・・。』と言う言葉がいつまでも胸の奥にあり、私もチャンスがあれば!?とも思っていました。そんな言葉が痛烈に突き刺さったのが、TVでの速報でした。時間が経つにつれ、胸の鼓動が早くなったのを今でも覚えています(汗;)

そんな状況の中で出先と言う事もあり、電話番号が分からず取り急ぎメールをお送りしました。もし返信が無ければどうしよう・・・。色々な事が頭の中を過ぎりました。

時間が経てば経つほど、鼓動が早くなって行ったのを今でも鮮明に覚えております。


■AGAIN project team ・・・始動。

日に日に被害の大きさの報道を耳にする事に、胸が痛みました。日に日に被害の大きさの報道を目にする事に、胸が苦しくなりました。そして、日に日に被害の大きさの報道が世界中に広がって行きました、、、。

あの賑やかな街並みはドコに行ったのだろう?あの綺麗な浜辺はドコに行ったのだろう?あの情緒あるロングボートはドコに行ったのだろう?何よりも“あの笑顔はドコに行ったのだろう?”・・・。

そんな憂鬱な日々が過ぎ行く中、『自分に何が出来るのだろう?』と悶々と自問自答。時間だけが容赦なく過ぎていく日常。でも、被災地域には確実に避けては通れぬ『現実』が直面。では、、、『募金をすれば?』と思うものの、何処か心の中で【???】が付き纏い『募金をすればそれで済むのか?』と言う、何か遣り切れない気持ちでイッパイでした。

そんな時にyamada氏からの連絡。偶然プーケットで出会った二人が、偶然同じ気持ちで気持ちでいました。
そして【project】が始動しました。


■AGAIN project team ・・・乗り越える壁。

役割分担。必要不可欠なキーワード。お互いが仕事を持ちながらのボランティア活動。

CD−Rのプログラミング&オフィシャルHP製作がyamada氏。

私が販売後の経理担当&宣伝活動。そしてジャケット製作に10年来の付合いのあるデザイナーのando氏に相談。活動の趣旨に賛同して下さり、即時に参加して下さりました。

当初の予定では1月中旬〜末位に掛けての販売予定でした。しかし皆が本職を持った中での活動ゆえ、予定とは裏腹になかなかスムーズには進みませんでした。毎日深夜遅くまでの作業で体を壊す者、本業との掛け持ちで体を壊す者、深夜の帰宅で活動の時間が裂かれる者、、、。

このままでは【project】が崩壊するのでは?と言う不安を背負う事に、、、。そこで一旦販売予定を軌道修正。
まずは各自の担当をスロースケジュールに調整。

それからは徐々にではありますが、活動ベースが立ち直り、ようやく販売に漕ぎ着ける事が出来ました。
それも各自の≪強いハート≫があったからだと思います。
そんなメンバーと出会えた事を誇りに思います。


■AGAIN project team ・・・賛同、そして応援。

【AGAIN project team】として活動をしているのは3人です。しかし活動の趣旨にご賛同下さって、私達の活動を応援して下さる方も日に日に増えて行きました。

色々なアドバイスや助言を下さる方。店舗やHPにて【AGAINの活動】をPRして下さる経営者の方。販売予定がズレ込んでいるのにも関わらず、友人に宣伝してくれる友人。同じ気持ちだと熱いハートをぶつけて下さる方。そんな“暖かい人達”に私達は包まれています。またそんな環境を体感している事を幸せに思います。

現実の商品は【フォトムービー】で私の写真が多く登場致します。ですが私自身は『好きな写真』を提供しているに過ぎません。でも今回の活動の“主役”は、この活動にご賛同下さる皆様です。

一人でも多くの方が【AGAIN】に触れて頂き、【被災地域】の皆様のお役に立てる“長い活動”になればと思っております。またいつまでも【ムービー】をご覧頂き、素敵なプーケット&ピピの悲劇を忘れないで頂ければと思います。

余談ですが・・・仕事の都合上結果的には行けませんでしたが、私も予定では年末付近にプーケット&ピピに行くつもりでした。そんな事を考えると自分がひょっとしたら被災者になっていたかも知れませんし、既にこの世にいないかも知れません。そんな事を考えると今回の被災は人事に思えず、本当に心が痛いです。

Photographer Mizuguchi


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