ご挨拶

スマトラ島沖地震。普段テレビもほとんど見ない僕は、この話を母親との電話で知ったと思う。

思うというのも変な話だけれど、そのくらい自分との距離の遠い他人事のように感じていた。そういう話から始まると、僕がとても冷たい人間のように聞こえるかもしれないが、実は以外にも高校時代にボランティア協会に所属したり、街頭の募金なんかもかなりの確率で募金していたりする。

僕の話はさておき、この地震で消え去ったナニカの為に多くの人がボランティア活動を行っている。なんとなく「自分もそんな気持ちだよ」と思っていても、参加できないのが実のところではないだろうか?

僕自身がそうであるように、きっと多くの人がなんとなくコンビニの募金箱なんかに募金して少し貢献できたかな?と首をかしげながら復興のニュースに耳を傾けているんではないだろうか。

そんなある日、かなり珍しい人から久々の連絡が入った。
MIZUGUCHI氏だ。

かなり古くからの知り合いで、僕のかけだしのころから知っている友人であり先輩だ。
そんなMIZUGUCHI氏から写真をやっていること、プーケットに行ったこと、向こうでYAMADA氏という方と知り合ったこと、そして何か自分たちにできることがあると思うから協力してほしい。などなどのアツイ想いを聞いた。

正直びっくりした。

しかも、自分に協力できることがあるのかどうかさえ自信が無かった。
しかし、アツイ熱意にやられてしまい(笑)協力させてもらうこととなった。

僕は普段デザイナーという職業についているのでもちろん、デザインで協力をすることとなった。
実際のところ、僕自身の仕事のスケジュールだとかもろもろで作業がかなり遅れ、チームの2人には非常に迷惑をかけたと思う。ただこのプロジェクトに参加したことで、かなり自分の意識が変わったと思う。ほかのボランティアをやっている方とのふれあい等を通して、みんなのアツイ気持ちを感じれるようになったし、ニュースでの復興の情報などもこまめにチェックしている。

この活動を通して一番伝えたい点は、参加する、しないということじゃなく、みんなの純粋な気持ちの協力が、大きな結果に結びつくということ。

だれにでも、どこででもなにかできるってこと。
僕は、行ったこともないし、知らない人たちだけど、きっと会えば何もかも分かるんだろうなと思う。

いつか行ってみたい楽園、プーケット。

行ったときには、戻ってて欲しい。

美しい自然と、みんなの笑顔。

だから、みんなで頑張ろう。




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